赤ちゃんがはいはいを始める前には、さまざまな前兆があります。私の子どもも、尺取り虫のような動きで前進していました。

赤ちゃんはいつからはいはいするの?
はいはいの前兆ってある?

赤ちゃんは完全なはいはいをするまでに、 はいはいではないけれど 「ちょっと惜しい」 移動の仕方をすることがあります。
この記事では、赤ちゃんのはいはいの前兆や成長過程について、私の体験を交えてご紹介します。
- はいはいの前兆の動き
- はいはいをするのはいつ頃
- はいはいをするまでの成長過程
- 尺取虫のように移動する例
はいはいまでの赤ちゃんの成長過程
はいはいは、早い子だと生後6ヶ月頃から始まります。生後7〜8ヶ月でおよそ50%の赤ちゃんがはいはいをします。
生後9〜10ヶ月でおよそ90%の赤ちゃんができるようになります。
一般的には、はいはいをするまでの赤ちゃんの成長過程はこのようになります。
- 首がすわる
- 寝返りができる(仰向けからうつ伏せ)
- 寝返り返りができる(うつ伏せから仰向け)
- おすわりができる
- はいはい
赤ちゃんによって発達のスピードや順序には個人差があります。中には、はいはいをせずにつかまり立ちを始める子もいます。
はいはい前兆の動き

「はいはい」という言葉の元「這う」という言葉は、「手足を地面・床などにつけて進むこと」という意味の他に、「腹這いになって進む。また、腹這いになる。」という意味もあります。(goo国語辞典より)
「はいはい」の言葉の意味からわかるように、赤ちゃんが手足を使って這って進んでいれば、それはもうはいはいをしていることになりますね。
しかし、よく「はいはい」と聞いて想像するのは、お腹を地面から離して四つん這いになり、手とひざを左右交互に出して前進する移動法ですよね。
このような四つん這いで前進する移動方法を、よく想像される完全な「はいはい」としておきます。完全な「はいはい」ができるようになるまでに、いわゆる「はいはい」の前兆が見られることがあります。
赤ちゃんが頑張って手足を使って動いている姿を見て、「これはちょっと惜しいはいはい?」と思うママもいるでしょう。
「はいはい」をする前の段階で、赤ちゃんが腕や足を使って進む方法は個性豊かで様々です。以下に「はいはい」完成前の前兆の動きを3つ紹介します。
ずり這い(ずりばい)

お腹を床につけたまま、腕の力で前進する動きです。この動きは、はいはいへの第一歩とされています。
ずりばいをしたあとに、手足の力でお腹を地面から浮かせられるようになります。
ずり這い:赤ん坊が、腹を地面につけた状態で這うこと。
高這い(高ばい)

お尻を高く上げるところから始まり、手足を使って前進することもあります。
高這い:尻を高く上げてはうこと。また、その姿勢。(goo国語辞典より)
尺取り虫式はいはい
頭を布団やタオルなどに埋めて滑らせて引きずりながら、足の力だけで前進する赤ちゃんもいますよね。
これと、先ほど紹介したお尻を高くあげて這う高ばい。この2つが融合したような移動方式を私は「尺取り虫式はいはい」と名付けました。
- おしりを高く上げる
- 手を使わないが、足だけは前に踏み出そうとする
- 頭を引き摺る(滑らす)
- 足を曲げてお尻を下げる
尺取り虫式の進み方は、まずは頭を布団やタオルケットなど柔らかい素材に埋めて、お尻を高く上げます。
足を踏み出して進もうとしますが、腕を動かさないので前に進めず、追いついていかない頭をタオルごと引き摺って前に滑らせます。
お尻と頭の距離が近くなると、一旦足を曲げてお尻を下げることで、最初の一より若干前進できています。そしてまたお尻を上げて…、と繰り返し。
この動き方が尺取り虫のようなので、「尺取り虫式はいはい」と命名しました(笑)
はいはいする赤ちゃんを家でできるサポート
尺取り虫式はいはいであっても、今の動きを止める必要はありません。
発達運動のガイドラインでも、“左右差が極端”“動きが明らかに非対称” の場合は評価の対象になるとされています。ただし、特殊なはいはいそのものは、正常範囲内のことがほとんどです。(*1)
赤ちゃんのスタイルを尊重しつつ「より動きやすい環境」を整えるだけで十分です。
- 柔らかすぎないプレイマットを使う
- おもちゃの位置を少し遠く、左右に置いてバランスよく誘導
- うつ伏せ遊び(タミータイム)を日常に少し取り入れる
- 前に進みにくい段差やカーペットの境目を避ける
【体験談】尺取り虫式はいはいまでの過程

尺取り虫の動きで進むようになったのは、生後4ヶ月の頃でした。
当時は、まだおすわりができず、寝返り返りも不安定で、ひとりで寝返り返り(うつ伏せから仰向け)ができるようになってきた頃のことでした。
寝返り返りのとき、うつ伏せの状態からスムーズに体を使って仰向けに戻ることができません。
寝返り返りをしたいがためにする姿勢が、前転のような構え。うつ伏せの姿勢でいるとき、顎を引き頭を下に向け、床についていたお腹を浮かせ、お尻を上げます。この姿勢で前に転がるように勢いをつけると、前転が少し左右どちらかに逸れたような形で寝返り返りができます。
そして、この寝返り返りがうまく行かずうつ伏せ状態から体を回転することができないと、頭を地面に押し付けます。
この姿勢で前に進もうとする様子が、尺取り虫のように見えたのです。
赤ちゃんの発達には個人差があり、すべての子どもが同じ順序で成長するわけではありませんが、私の子どもの場合の尺取り虫はいはいは、このようでした。
- うつ伏せから仰向けに寝返り返りをするようになった頃に始まった
- 寝返り返りがうまくできず失敗した感じで、頭を地面に押し付けて、 お尻を高く上げるようになった
- ずりばいは一回もしなかった
まとめ
- シャクトリムシ型はいはいは、発達上ある自然な動き
- 多くの赤ちゃんはやがて四つん這い・つかまり立ちへ進む
- 不安がある場合は専門家への相談を
- 無理に修正する必要はなく、環境づくりが何より大切
あなたの赤ちゃんにとって “今できる方法で前に進む” という、とても素晴らしい発達の姿です。
参考文献
(*1) Piper, M. C. & Darrah, J. (1994). Motor Assessment of the Developing Infant. Saunders.
2. 厚生労働省 乳幼児身体発育調査 https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/73-22.html


息子はずりばいをしませんでしたが、高ばいは生後4ヶ月ごろからするようになり、その次には、もうはいはいをしていました。
まだ連続して長くは進めませんが、お腹を床から浮かせて頑張ってはいはいしている様子が可愛いです。(6ヶ月baby)